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活版印刷名刺に適したデザインやデータの作り方について、事例を交えて解説

活版印刷名刺のデザインやデータの作り方について、お問合わせをいただくことがあります。本記事ではよくあるお問合わせ内容や、活版印刷名刺に適したデザインについて解説します。

データ入稿か、テンプレートか

データ入稿とは、レイアウト全体をデザインし、名刺印刷に適した状態で入稿することです。自由なレイアウトにしたい方、デザインに慣れている方はこちらをお選びいただくと、当社では版下代が省略され価格が安くなります。デザインに慣れていない方は、テンプレートをおすすめします。テンプレートでも多少レイアウトのアレンジは可能です。ご要望やイメージは発注の際、連絡事項にコメントをもらうか、発注後のメールで画像や情報をください。

入稿データについてのよくある質問

Q. レイアウトイメージをjpg画像やパワーポイントで作成したPDFで送ってもよいでしょうか?また、その場合テンプレートとデータ入稿どちらの扱いになりますか?

A. jpg画像はテンプレートで名刺を発注する際の参考イメージとして受け付けます。PDFはパワーポイントで作られていてもアウトライン化していればデータ入稿の扱いになります。

Q. 名刺にイラストを入れたいのですがどのようにすればよいですか?

A. 簡単なイラストであれば手書きのものや、jpgなどの画像データを反映することは可能です。フリー素材や、当社の紙製品に使われているイラストを流用することも可能です。複雑なイラストはaiデータでいただきたいです。

事例紹介

こちらの事例はテンプレートのパターン3を基本にしています。ワンポイントのイラストはフリー素材から採用し反映しました。

名刺デザインに適した書体について

細めの書体にすると陰影がシャープに入り活版印刷の良さが引き立ちます。おすすめは明朝体、宋朝体です。ゴシック体でも細めのフォントを選ぶことが多いですが、ロゴの箇所などではあえて目立たせるために太めにする場合もあります。

事例紹介

こちらの事例は宋朝体をベースにシンプルながらもスタイリッシュに仕上げています。

活版印刷に適した色について

当店ではオリジナルインキ30色を用意しています。原色に見える色も活版印刷の特性で淡く出たり、紙質によって風合いが変わります。また、DICカラー、PANTONE®カラーもご指定可能です。スミ(黒色)以外のカラーは追加料金になりますが、オリジナルの色でもご指定の色でもお値段は変わりません。

文字色でポピュラーなのはスミ、茶、紺など、可読性を考慮して濃い色がおすすめです。ロゴには対象的な色や薄めの色で変化をつけるとバランスが良いです。

事例紹介

こちらの事例は手前味噌ですが、ロゴマークは赤、文字はスミで、マークの色に合わせて赤色で小口染めの加工をしています。

活版印刷名刺のデザインやデータの作り方を解説しました。ご不明な点がありましたら、お問合わせまでご連絡ください。

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